「薬剤師」が今後求められることとは?|在宅に特化した「まんまる薬局」との共同勉強会レポート☆

2020.9.9

患者さんが薬局に来店するのではなく、薬剤師自らが患者さんのご自宅に訪問してお薬を届けるという、
在宅に特化した薬局を運営されているまんまる薬局さんとオンラインにて共同勉強会をさせていただきました。

今回の趣旨は、「薬剤師」という視点で病院と在宅に特化した薬局の違いを捉え、
患者さんへのサービスや価値創造のあり方と我々が担うべき役割について考える機会になればと思い、共同開催させていただきました。

遠隔による勉強会、意見交換会は初の試みなのでどのような化学反応が起こるか当日まで分かりませんでしたが、
新しい発見も多く、非常に実りある大きな収穫がある時間となりました。

-参加メンバー

<飯田病院>
・理事長
・医師1名
・薬剤師1名
・経営企画1名

<まんまる薬局さん>
・社長
・薬剤師3名
・ボランチ1名
・薬学生1名

薬剤師同士の情報交換をさせていただきました!

-こんなことをお話ししました!

当院からは、こんなお話をさせていただきました。

・療養型病院で薬剤師が担う役割
・病院薬剤師の1日の流れ
・患者さんや患者さんご家族との関わり方について

飯田病院では医師、看護師、介護士、リハビリ科、相談室をはじめ様々な部署があり、各部署メンバーとの連携をしていくことが求められます。

また、患者さんだけではなく患者さんご家族へのケアも不可欠なため、
現場の状況に合わせて臨機応変に対応し、細部にとらわれず広い視点を持つことが必要になってきます。
そのため各部署間でのコミュニケーションを積極的に行うこと、相互理解を図ることが大変重要です。 

-こんなことをお聞きしました!

また、当院からまんまる薬局さんにもいくつか質問をさせていただきました。

・在宅に特化した薬局における薬剤師の働き方とは?
・患者さんと接する時にどんな点を気をつけているか?
・在宅の薬剤師として重要なこと、視点は?

いただいた解答での中でも印象的なものを記載します。

①患者さんの機微に気づくことが求められる。
在宅訪問の場合、患者さんとの関わりはその場その場のものではなく、継続的かつ長く深いものとなっていく。
そのため、患者さんのその時の状態を点として一事象で捉えるのではなく、線として包括的に捉えることが求められる。
門前薬局と比べると、ご自宅にお伺いするという特性上会話の数も増え、
患者さんの状況を知るためのヒントは非常に多い。
そのため、患者さんの機微情報を察知し、今の患者さんの状況を推察すること、
それに対して必要な対応や提案が変わってくるので、その点を特に意識している。

②薬剤師が医師やケアマネさんに提案をすることの重要性。
薬を提供し、患者さんが実際服用するという門前薬局だと見えない部分を見る。
例えば、薬の束が家に積まれていたり。
なぜそういった状態に陥ってしまうのか?原因を探り、薬剤師から医師やケアマネージャーに相談、提案をしている。
これこそが在宅だからこそできる価値であり、患者さんに寄り添うということの本質だと思っている。

③患者さんが求めていることを常に提供していきたい。
薬局業界の常識に捉われず、患者さんファーストで全て考えてチャレンジをしていく。
業界で異質なことをしていると思っているが、熱い想いだけは全員いつまでも持ち続けたい。

-飯田病院ならではの人材育成

飯田病院ではこのように外部の専門機関とも積極的に交流を持って、
スタッフのスキルアップや見識を広げる活動を積極的に取り組んでいます。

9月以降、薬剤師として在宅に特化した薬局と病院での働き方の違いをお互いにより深く知るために、交換研修を企画しています。
当院の薬剤師がまんまる薬局さんにて在宅の現場見学と職場体験をさせていただく予定です。
また、まんまる薬局さんの薬剤師にも飯田病院にて病院薬剤師の現場見学と職場体験をしていただく予定です。

まんまる薬局さんとの交換研修を楽しみにしております!

飯田病院では現在、薬剤師の募集も行っております。

地域に根ざした病院にて、時代の変化に合わせた新しいことにどんどん取り組んでいって頂きたいと思っております。
オンライン面接や職場見学などお気軽にご連絡ください。

詳細はこちらから!