生老病死が怖く、医者になることを避けていた私が漢方に魅力を感じた理由|磯部先生

2020.11.9

漢方外来を担当する磯部先生。
医師として大切にしているスタンスと、飯田病院の存在意義についてお伺いしました。

経歴
昭和 51 年 東京大学 教養学部 教養学科 科学史及び科学哲学分科 卒業
昭和 57 年 東京大学 医学部 医学科 卒業
昭和 59 年 東京大学 医学部 内科 物理療法学教室 入局
現在
筑波大学 理療科 教員養成施設 非常勤講師
埼玉医科大学 東洋医学科 非常勤講師
栃木県 群馬県 埼玉県 にて 漢方外来担当

生老病死が怖く、医者になることを避けていた学生時代

-なぜ医療業界を目指されたんですか?

高校時代、人生に迷っていました。
将来のことを決め切れず、より考える時間の多い学科に進学しようと思い哲学を専攻することに決めました。
その中でも、天文学と機械いじり、SF小説が好きだったので理系の哲学科に進学しました。
卒業間近になって、まだまだもっとより多くのことを知り考えたいという思いから医学部に入り直しました。
でも実は、幼少の頃から医者にだけはなりたくないと思っていました(笑)。
理由は、生老病死が怖かったからです。
臆病だったので、怖い情景を思い浮かべると怖くて怖くて‥。
未だにテレビ、映画、怖いシーンは見られません。
はじめて研修医として患者さんに触れざる負えなくなった時の恐怖と、困惑は大変なものでした。

医師として辿り着いた患者さんとの関わり方

-医師になって感じられたことを教えてください。

そうですね。
医師になって感じたことは、医学は万能ではなく、常に分からないことだらけのことと向き合わなければいけないということです。
病気は決して待ってはくれませんから。
私は今は漢方を専門としていますが、元は東京大学の物療内科に入局してから、医療工学、医療へのコンピューターの応用など、
患者と触れ合うことの少ない研究をしていました。
研究を始めた頃に理学療法に出会い、鍼の存在を知りました。
これが東洋医学への誘いのきっかけで、鍼灸や指圧、整体、カイロ、漢方に興味を持つようになったんです。
この分野はやればやるほど興味深い。大変奥が深いんです。
身体の不調を無理に止めにいくのではなく、
自分自身の身体に備わっている力に寄り添って治癒を促していく東洋医学の考えの方が、自分には理解しやすく、合理的に感じました。

理想を追求する上で最高の環境であった飯田病院

-飯田病院に入職された理由を教えてください。

不思議なご縁ですが、以前の病院を退職する間際に私が診療した患者さんから飯田病院の理事長をご紹介され、
一度お会いすることになったんですよ。
お話をすると非常に柔軟な考えをお持ちで、働き方もとても自由度がありました。
まっさらな状態で自分がしたい診療ができるという環境が珍しく、
これはものすごく楽しそうだ、やりがいにつながりそうだと思って入職を決めました。
私の専門は先ほどもお伝えした通り、理学療法の中でも漢方です。
しかし、現代医療の中の漢方外来ですから、漢方以外のことについての診療も時には必要になります。
いろいろな患者さんがいらっしゃいますので、現代医学の沢山の知識も必要です。
患者さんにとって何が一番最適なのかを毎回考えております。
どうしたらいいのか? と頭を悩ます事も少なくありません。

いろいろな場面で常識を崩した発想が求められていると思っています。

飯田病院は未来型病院

-飯田病院とはどんな病院でしょうか?

地元に根ざして通院や長期療養の入院が行える、将来はもっと需要が高まるであろう、未来型の病院だと思っています。
例えば治療として薬をたくさん服用している患者さんに、追加して漢方を提案しても良いのかどうか、果たして何が一番良いのか。
これを実現するためには、医師だけの判断だけではなく、
普段から患者さんを一番見ている看護師の意見や他部署との連携など、
垣根を越えて患者さんにとっての最適解を見つける姿勢が飯田病院にはあると思っています。

まとめ
・生老病死が怖く医師になることを避けていた。
・理学療法に出会い、鍼、漢方にの奥深さを知る。
・自分自身の身体に備わっている力に寄り添って治癒を促していく東洋医学の考えに共感をする。
・患者さんにとって何が一番最適なのか。答えがないからこそ、毎回考えている。
・地元に根ざして通院や長期療養の入院が行える飯田病院は未来型の病院。

飯田病院では現在、薬剤師の募集を行っております。
地域に根ざした病院にて、時代の変化に合わせた新しいことにどんどん取り組んでいって頂きたいと思っております。
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