全ては「誠心誠意」であること。看護部長が患者さん、看護スタッフに伝えたいこと|菊池さん

2020.9.7

飯田病院の看護部長を務める菊池さん。
患者さんへ届けたいこと、スタッフに伝えたいことをはじめ、看護部長として大切にされていることをお聞きしました。

-菊池さんのご経歴を教えてください。

生まれも育ちも宇都宮で、
看護師を志し、東京女子医科大学看護学部に入学するため高校卒業後に上京しました。
学業に励みながら、様々な科を回ってスタッフとして実務経験を積みました。
外科や内科など本当にいろいろな環境で働かせていただき、いろんなことを勉強させていただきました。
卒業後はそのまま東京女子医科大学に看護師として就職し、学生時代に唯一働けなかった腎センター外科に配属となりました。

強く希望していたんですよね。
どうしても全ての科で経験を積みたいと思っていましたので…!

-全ての科で経験を積んでみたいと思われる方は珍しいのではないでしょうか?

そうですね、珍しいと思いますね。
私の場合は、様々な科を経験することで見識を広げたいという気持ちが強かったんです。
4年半ほど勤めて退職をしました。
東京から関西に住まいも移し、約4年ほど看護師という職業から離れる時期があったのですが、
故郷である宇都宮に帰ってきて再度看護師としてのキャリアをリスタートさせました。

-一度ブランク期間がおありだったんですね。

そうなんです。
地元宇都宮に帰り、看護師としてリスタートしたのが済生会宇都宮病院でした。
20年ほど勤務しましたね。

-そうなんですね!
飯田病院に転職をされたのはどんな経緯がおありだったんですか?

済生会宇都宮病院で働いていた時に体調を崩してしまったことがきっかけです。
夜勤勤務が難しくなり、今のままのワークバランスでは働き続けるのが難しいと。
看護師人生をもう辞めようかとも考えました。

そんな時に、飯田病院の当時の看護部長からお声がけをいただきました。
空いている時間だけでいいから手伝ってよ!と。
私の状況をよく理解していただいている方だったので、タイミングを見て是非!みたいな感じでした。
看護師の仕事はまだまだ続けたいと思っていましたし、働き方を変えるという点で魅力的に感じたことを覚えています。
そのためには、まずは体調を回復させようと新たな目標ができたんですよ。

-激務だった働き方から自分に合った働き方に変え、看護師としてのキャリアも大切にしたいと。

そうですね。
無事に体調も回復したので、飯田病院にお世話になることにしました。

-働き方は変わりましたか?

はい。
飯田病院では、働き方がものすごく柔軟です。
結婚退職して復帰しているメンバー、子育て世代のママさんなどなど。
時短勤務の方も多く、ライフスタイルにあった働き方ができるのはありがたいですね。

-飯田病院の看護部はどのような特徴がありますか?

看護師の層が厚いことが一番の強みだと思っています。
20代〜50代まで年齢層に幅があり、人数の割合も大体同じくらいというのは珍しいと思います。
年齢ごとの良さがあって、様々な視点があることが結果的に患者さんのためになることが数多くあります。
患者さんの考えていること、気にされていることを様々な視点で見られること、感じとれることは非常に大きな強みだと思っています。

<飯田病院の看護課とは?>
・時短勤務の方も多く、ライフスタイルにあった柔軟な働き方ができる。
・患者さんのために多様な視点で物事を考えられる看護師の層が厚い。

-看護部長として大切にしていることを教えてください。

患者さんとのコミュニケーションを大切にしていますね。
そのために、コミュニケーションが生まれやすい雰囲気作りを心がけています。
飯田病院の患者さんは80歳以上のご高齢の方が多く、患者さんご自身で自由に動けなかったり、話せない方も多くいらっしゃいます。
患者さんから思ったような反応が得られなかったとしても、相手のせいや忙しさのせいにすることなく、
私たちからの積極的な声かけだけは忘れないように常に心がけています。
必ず声をかけてから患者さんのサポートをするようにスタッフ全員にも伝えています。

次に、飯田病院で働くスタッフのキャリアもきちんと考えるようにしています。
例えば、スタッフの中には正看護師だけでなく准看護師の方も多くいらっしゃいます。
知識量は正看護師と同等なのに、資格がないだけで給料が低かったりと差が出てしまう。
もちろん本人がそれで良いということもあるのでしょうが、
どうせやるなら自分自身のキャリアを長期的に考えてもらいたいと思っています。
そのため資格取得を推奨し、できる限りのサポートはしてあげたいと考えています。
やはり頑張っている方には正当な評価をしたいと思っていますので、
ひとりひとりのスタッフの将来も考えた機会を提供していきたいと思っています。

あとは看護部として目標を決め、達成に向けて日々邁進しておりますが、
一足飛びでやるのではなく、できることから着実に全員でやっていくことを意識しています。
肩肘はらずにやっていくことが大切だと考えているのですが、
その理由は私が体調を壊した原因がまさに高い目標を早くクリアしようしようと思いすぎていたことによるものだったからです。
飯田病院で働くスタッフには私と同じような思いをしてほしくないので、そこは気をつけていますね。

最後に、最近はやはり新型コロナウイルス拡大の影響で目まぐるしく状況が変わっています。
患者さんのことを一番に考え慎重に行動しているため、スタッフにかかる心的負担も日々増えています。
そのため、どんな些細なことでも労うよう声をかけることを意識しています。

-看護部長として今後どんな組織にしていきたいとお考えですか?

私は飯田病院が掲げている『誠心誠意』という言葉がとても大好きで、全ての基本はこの言葉に集約されると思っています。
常に、この言葉とこの言葉の裏側にある想い、メッセージを大切にして、患者さんと接するスタッフでいて欲しいなと思っています。

そして、患者さんに対しては常に笑顔で接する。
患者さんが「自分のことをいつも気にかけてくれている存在=飯田病院の看護師」と感じていただけるような関わり方をしていきたいです。
それは医療従事者と患者という関係性ではなく、患者さんの家族のような存在でありたい。
これが私が目指したい看護部の目標ですね。

あとは、地域に昔から住んでおられる方々にとっては、
「飯田病院=耳鼻科」というイメージを持っていらっしゃる方もまだまだいらっしゃるので、
宇都宮市の皆さんを支える『地域の病院=飯田病院』という認知をもっともっと広げていきたいと強く思っています。

<看護部長として大切にしていること>
・『誠心誠意』向き合うことが全て。
・患者さんとのコミュニケーションが生まれやすい雰囲気を関係性作りを意識している。
・飯田病院で働くスタッフのキャリアを考えて、成長の機会としてサポートしたい。
・看護課で目指すことは、着実に全員でやっていくことを意識している。
・「自分のことをいつも気にかけてくれている存在=飯田病院の看護師」と、患者さんの家族のような存在でありたい。