気兼ねなくどんな些細なことでもまず相談していただく存在でありたい。|相談室 大島さん

2020.6.4

飯田病院に入社した相談室の大島さん。
相談室の存在意義について話をお聞きしてみました。

-大島さんが飯田病院に入社されるまでの経歴を教えてください。

家族が福祉関係の仕事をしていたこともあり、中学生の頃から興味を持っていました。
福祉業界で働きたいという思いで、専門学校に進みました。
そこで、「精神保健福祉士・社会福祉士」の資格を取得し、卒業後は障害者支援施設に就職をしました。
現場では様々な業務を経験させていただきました。

その後、相談室という存在を知りまして。

現場で働くことも大きなやりがいを感じていましたが、
患者さんや要介護の方とそのご家族、病院や施設などの医療機関で働く医師や看護師との橋渡し的な役割を担う相談室に興味を持ちました。
そんな中、相談室で人材募集をされていた飯田病院に入社することになりました。

-相談室が担う役割について教えてください。

患者さんごとに現在の状況や今後どう生活をしていきたいかなど考え方は様々です。
その考え方やひとりひとりの患者さんに向き合い、個別の支援計画を作成することが相談員としての役割です。
現場で働いていた頃とはまた違った形で患者様と関わりをさせていただいていて、
患者さんにとってより良い支援を提供することには変わりませんが、
明確な意図や背景をもってプランを提示した結果、感謝の言葉をいただけることが非常にやりがいとなっています。
飯田病院は療養型病院ということもあり、長期にわたる継続的なケアが必要な患者さんが多いのが特徴。
そのため、医師や看護師との連携を取り続けることが不可欠になってくるのですが、
患者さんだけではなくご家族とも密にコミュニケーションをとり、
飯田病院全体で支援できるようなプランや体制を作ることが相談室には求められています。

-相談室の業務はどのようなものがあるのでしょうか?

入退院に関する業務が主な業務です。
直接患者さんのご家族からお問い合わせをいただく場合もありますし、医師からの紹介でお問い合わせをいただく場合もあります。
仮に飯田病院への入院が難しい場合でも、別の最適な施設や病院、支援体制などについてアドバイスをさせていただきます。
折角飯田病院にお問い合わせをいただいたので、
「入院ではなく、こういう形がありますがいかがでしょうか?」と建設的なご提案をさせていただくように心がけています。

-相談室の存在価値とはどのようなものでしょうか?

患者さんとご家族を第一に考えて支援をすることが存在意義だと思っています。
気兼ねなくどんな些細なことでもまず相談していただく。
そんな存在でありたいと思っています。

そのためには、患者さんやご家族に常に寄り添い続ける姿勢と、真摯にコミュニケーションをとることを意識しています。

例えば、電話でのやりとりでは表情が見えないため、言葉のニュアンスや声の抑揚など誠意が伝わるように意識しながらお話ししています。
過去に一度だけ電話の対応でお叱りをいただいたことがありました。
その経験を通じて、言われたことだけを単調にお伝えするだけではいけないと気づかされました。

医師や看護師、先輩から聞いたことだけを伝えるだけでは絶対に患者さんやご家族には伝わりません。
機械的な説明ではなく、患者さんとご家族の立場に立ってわかりにくいことや微妙なニュアンスなどについても丁寧にご説明差し上げる。
それが、結果的に患者さんやご家族に伝わり飯田病院と関わりを持って良かったと感じていただけることに繋がります。

-今後、大島さんが目標とされていることを教えてください。

そうですね。
飯田病院のような療養型病院の存在をもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。
選択肢が広がることで、家族として望まれていることができるかもしれません。

知らないからこそ困っていらっしゃる患者さんとご家族のために、
飯田病院としては周知をする努力をさらにしていく必要があると思っています。

そして、飯田病院に入院できてよかったと言ってもらえる状態を目指したいです。
退院支援をさせていただく時に、飯田病院としての役目は終わりかもしれませんが、
今後の支援に関することや日々の生活におけることなど飯田病院としてできることは様々あると思っています。
患者さんとご家族の人生の中で、飯田病院が関われる時間が限られていたとしても、
入院中だけに留まらず、退院後も含めた長期間の支援ができる体制を作っていきたいと思っています。

<相談室の存在意義と目指すこと>
・飯田病院全体で支援できることを考えることが相談室の役割である。
・気兼ねなくどんな些細なことでもまず相談していただく存在でありたい。
・病院目線ではなく、患者さん目線を常に持ってコミュニケーションすることが大切。
・飯田病院が関われる入院中だけに留まらず、退院後も含めた長期間の支援ができる体制を作っていきたい。